北陸支部総会を行いました
2009.07.30
平成21年7月20日、富山大学付属特別支援学校「ゆうゆう館」にて8家族+体験1家族が参加のなか、第8回北陸支部総会を開催しました。
年に1回の活動なので、みなさん「久しぶり〜?」「元気だった?」「会いたかった」という和やかなムードでスタートしました。
まずは近況報告。みなさん、やはり1番の悩みは体重管理についてでした。特に夏休みなど長い休みになると体重のキープが難しいとのこと。祖父母に預けることによって太ってしまうことが多いようです。どれだけ説明してあっても、つい与えてしまうようです。太らせたくないのも親の愛、食べさせてあげたいのも祖父母の愛があってのこと・・・難しいところです。
また体重をキープするために、食前に消化をよくすると言われているキャベツを食べさせたり、なわとびをさせてから食べさせたり(本当なら食後の方がいいのですが、ご飯で釣らないとやらないからだそうです)、お茶を飲ませてから食べさせたりとみなさん色々と工夫しているようです。
午後からは音楽療法士の宮坂先生と伴奏をして下さる生地先生をお迎えして、1時間みっちり身体を動かしました。たくさん歌ったり、踊ったり、歩き回ったり、子供たちもノリノリ。特に『崖の上のポニョ』の歌の時は、先生も顔負けになるくらいに大きな声で歌って、踊って、子供たちは大ハッスルでした。最初は照れて親から離れられなかった子供も、最後には前に出て笑顔いっぱいで参加していました。他にも歌詞にあわせて手話をやったり、トーンチャイムという楽器を体験したり、水色の布の上に風船をのせて波を作って遊んだりと、普段は体を動かすことが嫌いな子供たちも、あっという間に時間が過ぎているという感じでした。音楽って本当にすごい力を持っているなぁと感じました。
その後は、子供はボランティアさんたちと別室で遊び、大人は支援ツールについての勉強をしました。富大特別支援学校PTAの藤永さんを講師にお迎えして、実際に自閉症の子供さんのために作った支援ツールの道具をみせて頂きました。サポートブックやソーシャルストーリー絵本、料理の手順表、子供が自分で買い物をするためのグッズなど本当に色々なものがあり、工夫されていて、親の頑張りが子供の成長に反映するのだなと感じました。いかに子供にやる気を与え、理解しやすいように道具を作り、自立に向けて導いてあげられるか、親の努力もとても重要だと感じました。その手間をかけた道具の数々には本当に感心させられました。
今回の支部総会もあっという間に終わり最後はみんなで記念撮影(*^_^*)来年は7月19日(海の日)に開催予定となりました。毎年、みんなが元気に顔を合わせ、それぞれの悩みや成長ぶりを話し合い、お互いにまた1年頑張ろうというパワーをもらっています。今回もとても有意義な支部会になりました。
北陸支部事務局